アルコールは身体にいいってホント?!

アルコールが身体にとって良いものか、それとも悪いものかという疑問は、問題自体が複雑ですが、答えは更に複雑です。

その答えは、どの視点から見るかによって異なります。どんな物質でも、特にアルコールを大量に摂取したら身体に悪いことは当然なのですが、アルコールは人体にとって良い面と悪い面があります。まずは、良い面からご紹介します。

  • 研究によると、1日にグラス1杯のワインやビールを飲むと、心臓病や心筋梗塞のリスクが減少することが判明しています。これは、ワインやビールが「善玉」コレステロールの濃度を高め、体内で抗酸化物質が増加するからです。
  • 限られた量のアルコールを摂取することで、動脈の柔軟性が改善し、高血圧のリスクが減少することも分かりました。発見されました。
  • 特に赤ワインには、心臓を保護するプロシアニジンなどのハーブ成分が含まれるので、身体に良いと言われます。
  • 飲酒は、血液中に通常存在する血小板を妨害して、血液の「粘度」を減少されます。また、弱い抗凝固作用があるので、血小板の凝集を防ぎ、血液が固まるのを防ぎます。これにより、脳卒中や心筋梗塞のリスクを減らすことができます。
  • 飲酒は、胃潰瘍のリスクを減らすこともできます。ドイツの研究グループが、潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌に対して、アルコールには殺菌作用があることを発見しました。この効果により、1日にグラス1杯のワインやビールを飲む人は、飲まない人に比べて、ピロリ菌が増殖して潰瘍を発症するリスクが30%低いことが分かりました。

アルコールは医療目的に使用されることもあり、特定の種類のお酒が健康に良い影響を与えることも証明されていますが、残念ながら、アルコールを乱用する人が多いのも事実です。過剰なアルコール摂取は、中毒性疾患や健康障害つながり、更には死の危険もあります。

アルコールと向き合う上で一番大切なのは、「適度に飲む」ことです。

というのも、アルコールには悪い面だけでなく、緊張を緩和したり、やる気を与えてくれたり、不安を取り除いたり、潤滑油として社会活動を活発してくれたりする等、私たちの精神に良い影響を与えてくれる、という良い面もあるからです。

アルコールの悪い面は、誰もがよく知っています。アルコール依存症や健康状態の悪化、攻撃性の高まり、抑うつ等々…。

また、ギャンブルとアルコールの関係について考える際には、高級カジノでの飲酒、特に高価なお酒を飲むのは、一種の文化になっていることも指摘すべきでしょう。

まとめ

結局のところ、人生における他のあらゆるものと同様に、アルコールには良い面と悪い面の両方がある、ということです。どちらの面を引き出すかは、自分次第です。

たとえば、ギャンブルをしながらゆっくりとワインを味わって飲んでも、パーティーに出かけて飲酒してリラックスしても、何の問題もありません。

がしかし、それ以上飲んではいけない上限は見極める必要があります。それさえできていれば、アルコールの悪い面は表に出てきません。

つまり、自分自身の行動や健康等、基本的なことに対して責任を持ってさえいれば、大丈夫なのです。皆さんも、お酒は”ある程度”まで嗜むようにしましょうね!